WEDDING REPORT

随所に市松模様が施され、粋な日本らしさが感じられるバンケット“THE GRAND GALLERY”。結婚式のテーマ『桜』とも溶け合う空間に心を奪われたおふたりは、この場所をご自身を表現する晴れ舞台にお選びくださいました。さらにおふたりが重視されたのは、ゲストへのおもてなし。パティシエのご経験があり、結婚式のことを熟知されている新婦様だからこそ、ゲストへのおもてなしには人一倍こだわりが。日本を代表する美食の街・銀座にてご提供する本格的なフレンチで、おもてなしの心を表現したいとお考えくださいました。

具体的なイメージやこだわりをしっかりと持たれ、常に前向きな姿勢で結婚式のご準備を進めてくださった新郎様新婦様。密にお打合せを重ねながら、おふたりの理想を徐々にカタチにしていきました。

おふたりの誓いの舞台は、銀座のパノラマビューが広がる開放的なセレモニースペース。チェアフラワーには桜をチョイスされ、和の趣と気品ただよう空間が広がりました。まずは新郎様が、紋付袴を凛々しく着こなされチャペルへとご入場。続いて新婦様は、美しい白無垢姿でお父様・お母様とともに３人でご入場されました。ご両家のご縁を結ぶ儀式として採り入れられたのは、『水合わせの儀』。水を注ぐ盃にも桜の枝を挿し、和の雰囲気をたっぷりと。また、桜色を想起させるローズクォーツを採り入れた演出など、細やかな部分にもおふたりらしさをこめ、ゲストへ誓いを立てられました。

披露宴会場にも桜モチーフや桜色をふんだんに採り入れ、一足早い春の訪れを感じさせるような穏やかなコーディネートに。高砂ソファの周囲を彩る桜色の花々が、会場をより華やかに魅せました。前菜“海の幸のジュレひまわり”は、花びらを桜色にアレンジしてゲストへとご提供。甘鯛のうろこ焼きにも、桜をイメージさせるようなピンク色のエディブルフラワーを添え、細部にまでこだわりを表現されました。

ウエディングケーキとして登場したのは、THE GRAND GINZAの名物でもある大きないちごのミルフィーユ。最後の仕上げとして、パティシエのご経験がある新婦様が生クリームを絞りゲストの目の前で完成。ケーキ入刀のあとには、おふたりで口いっぱいにミルフィーユを頬張られました。新郎様は、特技のギター演奏を２曲披露。おふたりならではのおもてなしや演出は、ゲストの心に深い印象を残しました。

小さなお子様ゲストにもお愉しみいただけるようにと、会場の一角にはキッズスペースをご用意。ゲストにお渡しするプチギフトは“プチギフトマルシェ”として６種類ご用意し、お好きなものをお選びいただくスタイルに。お子様ゲストから大人のゲストまで、おひとりおひとりに心を寄せるおもてなしが印象的でした。披露宴の結びでは、親御様へ向けて感謝の手紙を朗読された新婦様。素直な感情を、親御様へまっすぐ伝えられました。